正答2
解説
正解は2です。
鉄の種類と吸収、体内での分布と貯蔵、鉄欠乏の進行を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ヘム鉄は植物性食品ではなく、肉や魚などの動物性食品に含まれます。
植物性食品に含まれるのは非ヘム鉄です。
2:○ 非ヘム鉄は二価鉄に還元されて吸収されます。
食品中の非ヘム鉄は多くが三価鉄で、小腸の還元酵素やビタミンCの作用で二価鉄になり、輸送体(DMT1)で取り込まれます。
3:× 機能鉄の割合は貯蔵鉄より低くはなく、高いです。
体内の鉄の約70%はヘモグロビンなどの機能鉄で、貯蔵鉄は25〜30%程度です。
4:× 鉄が貯蔵されるときに結合するのはトランスフェリンではなく、フェリチンやヘモジデリンです。
トランスフェリンは血液中で鉄を運ぶ輸送たんぱく質です。
5:× 鉄欠乏では、ヘモグロビン値より先に血清フェリチン値が低下します。
まず貯蔵鉄が減り、それが尽きてから血清鉄、最後にヘモグロビンが低下するためです。
【ポイント】
血清フェリチン値は貯蔵鉄の量を反映し、潜在性鉄欠乏の早期発見に役立ちます。
非ヘム鉄の吸収は、ビタミンCや動物性たんぱく質で高まり、タンニンやフィチン酸で妨げられます。