正答2
解説
正解は2です。
ビタミンの吸収の条件、体内での合成、排泄の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAは脂質と一緒に摂取すると、吸収率が低下するのではなく上昇します。
脂溶性ビタミンは胆汁酸によるミセルに取り込まれて吸収されるためです。
2:○ ビタミンKは腸内細菌により合成されます。
腸内細菌がつくるビタミンK2(メナキノン)の一部が利用されます。
そのため、抗菌薬を長く使うと腸内細菌が減り、ビタミンKが不足することがあります。
3:× ビタミンB1が組織飽和量に達すると、尿中排泄量は減少するのではなく急激に増加します。
体内で使いきれない分が尿中に捨てられるためです。
4:× 吸収されたビタミンB2はキロミクロンには取り込まれず、門脈を経て肝臓へ運ばれます。
キロミクロンに取り込まれるのは脂溶性ビタミンです。
5:× 内因子が吸収に必要なのはビタミンB6ではなく、ビタミンB12です。
内因子は胃の壁細胞から分泌される糖たんぱく質です。
【ポイント】
新生児は腸内細菌が少なくビタミンKが不足しやすいため、ビタミンK2シロップが投与されます。
水溶性ビタミンは過剰分が尿中に排泄されるため、尿中排泄量から体内の充足状態を推定できます。