正答3
解説
正解は3です。
まぐろや青魚に多いn-3系脂肪酸の構造式を、図の5つの構造式から選ぶ問題です。
n-3系脂肪酸は、メチル基の末端(カルボキシ基と反対側)から数えて3番目の炭素に最初の二重結合をもつ脂肪酸です。
魚に多いn-3系脂肪酸はイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)です。
【選択肢別解説】
1:× ⑴は二重結合を1つももたない炭素数16の直鎖で、飽和脂肪酸のパルミチン酸の構造です。
n-3系脂肪酸ではありません。
2:× ⑵は炭素数18で二重結合が3つあり、末端から3番目の炭素に二重結合があるn-3系のα-リノレン酸の構造です。
n-3系ですが、主にえごま油やあまに油などの植物油から摂取される脂肪酸です。
3:○ ⑶は炭素数22で二重結合が6つあり、末端から3番目の炭素に最初の二重結合があります。
これはドコサヘキサエン酸(DHA)の構造で、まぐろや青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸です。
4:× ⑷は炭素数18で二重結合が2つあり、末端から6番目の炭素に最初の二重結合があるn-6系のリノール酸の構造です。
大豆油などの植物油に多く含まれます。
5:× ⑸は炭素数18で二重結合が1つだけあり、末端から9番目の炭素に二重結合があるn-9系のオレイン酸の構造です。
オリーブ油などに多く含まれます。
【ポイント】
構造式では、メチル末端の炭素から最初の二重結合までの位置を数えて、n-3・n-6・n-9を判断します。
DHAは22:6、EPAは20:5、α-リノレン酸は18:3と、炭素数と二重結合数をセットで覚えます。