事業所の給食運営を食単価契約で受託している給食会社が、当該事業所の損益分岐点分析を行った。
その結果、生産食数に変化はないが、損益分岐点が低下していた。
その低下要因である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
損益分岐点が低下する要因を問う問題です。
損益分岐点は、売上高と総費用が等しくなる売上高です。
固定費が減るか、売上高に対する変動費の割合(変動費率)が下がると、損益分岐点は低下します。
【計算】
損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費÷売上高)
【選択肢別解説】
1:× 食材料費は変動費です。
高騰すると変動費率が上がるため、損益分岐点は低下ではなく上昇します。
2:× パートタイム調理従事者の人件費は、一般に変動費として扱います。
時給が上がると変動費率が上がり、損益分岐点は上昇します。
3:× 正社員の人件費は固定費です。
増員すると固定費が増え、損益分岐点は上昇します。
4:× 食単価契約では、売れた食数に応じて売上高が決まります。
生産食数が同じまま利用者が減ると、売上高が減って変動費率が上がり、損益分岐点は上昇します。
5:○ 生産食数が同じで売れ残りが減ると、同じ費用のまま売上高が増えます。
その結果、変動費率が下がり、損益分岐点は低下します。
【ポイント】
損益分岐点を下げるには「固定費を減らす」か「変動費率を下げる」の2つの方法があります。
損益分岐点が低いほど、利益を出しやすい経営体質といえます。