正答1
解説
正解は1です。
栄養素摂取量のエネルギー調整の目的と方法を問う問題です。
エネルギー摂取量が多い人ほど多くの栄養素を摂取するため、栄養素の影響を見るときにはエネルギーの影響を取り除く必要があります。
代表的な方法に、密度法と残差法があります。
【選択肢別解説】
1:○ エネルギー調整を行うと、エネルギー摂取量の影響を除いて栄養素と疾病の関連を評価できます。
そのため、特定の栄養素と疾病との関連を検討する際に有用です。
2:× エネルギー調整は、過小申告の程度を評価する方法ではありません。
過小申告の評価には、二重標識水法などで測ったエネルギー消費量との比較が用いられます。
3:× エネルギー調整は、ビタミンやミネラルなど、エネルギー産生栄養素以外にも用いることができます。
例えば、1,000 kcal当たりのカルシウム量として表せます。
4:× 脂肪エネルギー比率は、総エネルギーに占める割合で表すので、密度法によるエネルギー調整値です。
残差法による値ではありません。
5:× 観察集団のエネルギー摂取量の平均値を用いて算出するのは、残差法です。
密度法は、個人の栄養素摂取量をその人のエネルギー摂取量で割って求めます。
【ポイント】
「密度法=個人のエネルギーで割る」「残差法=回帰式と集団平均を使う」と区別しましょう。