正答2
解説
正解は2です。
成人期と比べた高齢期の味覚、筋たんぱく質の合成、栄養素の吸収、腎機能の変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 高齢期には味覚の感受性が低下するため、塩味の閾値は上昇します。
濃い塩味でないと感じにくくなり、食塩の摂りすぎにつながりやすくなります。
2:○ 高齢期には、食事をとってもアミノ酸に対する筋たんぱく質の合成反応が弱くなります。
これを同化抵抗性といい、食後の筋たんぱく質合成量は低下します。
サルコペニアの一因と考えられています。
3:× 高齢期には萎縮性胃炎などで胃酸の分泌が減ります。
食品のたんぱく質と結合したビタミンB12を遊離できなくなるため、吸収率は低下します。
4:× 高齢期には、腎臓での活性型ビタミンDの産生が減ります。
そのため、腸管からのカルシウム吸収率は上昇ではなく低下します。
5:× 腎血流量は、加齢とともに減少します。
それに伴い、糸球体濾過量も低下します。
【ポイント】
同化抵抗性に対しては、毎食で十分なたんぱく質を摂ることと、レジスタンス運動を組み合わせることが有効とされます。