正答5
解説
正解は5です。
エネルギー換算係数、呼吸商、エネルギー消費量の測定法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 物理的燃焼値と生理的燃焼値の差は、糖質よりたんぱく質の方が大きいです。
たんぱく質は体内で完全には燃焼せず、尿素などとして尿中に排泄される分があるためです。
2:× 呼吸商は、排出された二酸化炭素量を、消費された酸素量で割って求めます。
問題文の記述は分母と分子が逆です。
3:× 糖質のみが燃焼したときの呼吸商は、1.0です。
0.7は、脂質のみが燃焼したときの呼吸商です。
たんぱく質の呼吸商は約0.8です。
4:× 身体から放散される熱量を直接測定するのは、直接法です。
間接法は、酸素消費量や二酸化炭素排出量からエネルギー消費量を計算する方法です。
5:○ 二重標識水法では、水素と酸素の安定同位体(²Hと¹⁸O)で標識した水を飲んでもらいます。
尿中の同位体の減り方の差から二酸化炭素産生量を求め、総エネルギー消費量を推定します。
放射線を出さない安定同位体を用いるため、安全に測定できます。
【ポイント】
二重標識水法は、日常生活をしながら1〜2週間の総エネルギー消費量を正確に測定できる方法です。
食事摂取基準(2020年版)の身体活動レベルの値も、二重標識水法で測定されたデータをもとに決められています。