正答4
解説
正解は4です。
脂肪の分解と合成、ケトン体、リポたんぱく質の性質を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制されます。
活性を高めるのは、アドレナリンやグルカゴンです。
2:× 脂肪細胞内に蓄えられたトリグリセリドは、主にホルモン感受性リパーゼにより分解されます。
リポたんぱく質リパーゼは、血中のカイロミクロンやVLDLのトリグリセリドを分解する酵素です。
3:× ケトン体の産生は、空腹時や飢餓時に肝臓で促進されます。
食後はインスリンの作用で脂肪酸の分解が抑えられ、ケトン体の産生も抑えられます。
4:○ カイロミクロンは、小腸上皮細胞で、吸収した脂質から再合成したトリグリセリドを材料につくられます。
リンパ管を経て血中に入り、食事由来の脂質を全身に運びます。
5:× トリグリセリドの含有率は、カイロミクロンが約85〜90%と最も高く、VLDLはそれより低いです。
VLDLは肝臓でつくられ、肝臓で合成したトリグリセリドを運びます。
【ポイント】
リポたんぱく質は、カイロミクロン、VLDL、LDL、HDLの順に粒子が小さく、比重が大きくなります。
トリグリセリドの割合はこの順に低くなり、たんぱく質の割合は高くなります。