正答4
解説
正解は4です。
解糖系、クエン酸回路、ウロン酸経路、ペントースリン酸回路など、糖質代謝の経路を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 解糖系は、酸素を必要とせずにグルコースをピルビン酸(または乳酸)まで分解します。
そのため、嫌気的条件でもATPを産生できます。
2:× 赤血球はミトコンドリアをもたないため、クエン酸回路は働きません。
赤血球のATPは、解糖系だけで産生されます。
3:× グルクロン酸経路(ウロン酸経路)は、グルクロン酸をつくる経路です。
グルクロン酸は薬物やビリルビンの抱合に使われますが、この経路でATPは産生されません。
4:○ ペントースリン酸回路は、脂肪酸やコレステロールの合成に必要なNADPHを生成します。
そのため、肝臓、脂肪組織、授乳期の乳腺、副腎皮質など、脂質合成が盛んな組織で活発に働きます。
5:× 糖質を摂取するとインスリンが分泌され、脂肪組織での脂肪分解が抑えられます。
そのため、血中遊離脂肪酸値は上昇ではなく低下します。
【ポイント】
ペントースリン酸回路は、NADPHと、核酸の材料になるリボース5-リン酸をつくる経路です。
赤血球でもNADPHがグルタチオンを還元し、酸化から細胞を守るために使われています。