正答4
解説
正解は4です。
遺伝子多型の定義と、肥満に関わる遺伝子を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 遺伝子多型は、塩基配列の違いが集団の1%以上の頻度でみられるものをいいます。
1%未満のものは、一般に変異と呼ばれます。
2:× 遺伝子多型は、生まれつきもっている塩基配列の違いです。
食習慣の影響を受けて生じるものではありません。
3:× 遺伝子多型の出現頻度は、人種や民族によって異なります。
たとえば、アルコールの代謝に関わる遺伝子の多型は、日本人を含む東アジア人に多くみられます。
4:○ β3アドレナリン受容体は、脂肪細胞での脂肪分解や熱産生に関わります。
この遺伝子に変異があると、基礎代謝量が低くなり、肥満のリスクが高まるとされます。
5:× 倹約(節約)遺伝子は、エネルギーを効率よく蓄え、消費を抑えるように働く遺伝子です。
エネルギーを積極的に消費するように変異した遺伝子ではありません。
【ポイント】
倹約遺伝子は、飢餓の多かった時代には生存に有利でしたが、食物が豊富な現代では肥満や糖尿病の原因になると考えられています。
β3アドレナリン受容体遺伝子の変異は、日本人に比較的多いことも知られています。