正答4
解説
正解は4です。
高温・低温・高圧・低圧など、特殊な環境が身体に与える影響を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 外部環境の影響を受けやすいのは、中心温度ではなく表面温度です。
中心温度(核心温)は、体温調節によってほぼ一定に保たれています。
2:× WBGT(湿球黒球温度)が上昇した時は、水分摂取を控えるのではなく積極的に行います。
WBGTは熱中症の危険度を表す指標であり、高いほど脱水と熱中症の危険が高まるためです。
3:× 低温環境下では、皮膚の血流量は増加するのではなく減少します。
皮膚の血管が収縮して、体の表面から熱が逃げるのを防ぐためです。
4:○ 高圧環境から急激に減圧すると、体内に溶けていたガスが気泡化します。
高圧下で血液や組織に溶け込んだ窒素が、減圧によって気泡となり、血管をふさぐなどの障害を起こします。
これを減圧症(潜水病)といい、ゆっくり減圧することで予防します。
5:× 低圧環境下では、肺胞内の酸素分圧は上昇するのではなく低下します。
高地では気圧が低いため、酸素を取り込みにくくなり、低酸素状態になります。
【ポイント】
減圧症は、高圧下で溶けた窒素が急な減圧で気泡になることが原因です。
高地では酸素分圧が下がるため、赤血球が増えるなどの適応が起こります。