運動部に所属する高校生で、行動変容ステージが無関心期(前熟考期)の者に対し、栄養サポートを行うことになった。
トランスセオレティカルモデルに基づいた支援内容である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
トランスセオレティカルモデルの変容プロセスのうち、無関心期(前熟考期)に適した支援を問う問題です。
無関心期は、6か月以内に行動を変えるつもりがない段階です。
この段階では、問題に気づかせる意識の高揚や、感情に訴えかける感情的経験などが有効です。
【選択肢別解説】
1:× 改善のメリットを考えさせるのは、無関心期ではなく関心期(熟考期)に適した支援です。
行動を変えることの利点と負担を比べる意思決定のバランスを促す働きかけだからです。
2:○ コンディションが悪くて負けた時の悔しさを想像させるのは、感情的経験にあたります。
負けたときの悔しさという感情を呼び起こすことで、食事の問題に目を向けるきっかけをつくります。
行動を変える気持ちのない無関心期に適した支援です。
3:× チーム内で改善への取り組みを宣言させるのは、準備期に適した自己の解放です。
行動を始める決意を周囲に表明させる働きかけだからです。
4:× 練習量が多い日にあらかじめ補食を用意させるのは、実行期以降に適した刺激統制などの支援です。
すでに始めた行動を続けやすいように環境を整える働きかけだからです。
5:× 家族の協力が得られるかを考えさせるのは、実行期以降に適した援助関係の利用です。
行動を続けるために周囲の支えを活用する働きかけだからです。
【ポイント】
無関心期では意識の高揚・感情的経験・環境の再評価、関心期では自己の再評価が中心です。
準備期では自己の解放、実行期・維持期では刺激統制・援助関係の利用・強化マネジメントが用いられます。