正答2
解説
正解は2です。
妊娠に伴う母体の生理的な変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠中の体重は、一定の割合ではなく、妊娠中期以降に大きく増加します。
妊娠初期の増加はわずかで、胎児や胎盤、羊水などの増大に伴って後半に増え方が大きくなります。
2:○ 妊娠中は、基礎代謝量が増加します。
胎児や胎盤の成長、母体の組織の増大、心拍出量の増加などにより代謝が高まるためです。
3:× 循環血液量は、減少するのではなく増加します。
妊娠後期には、妊娠前の約1.4〜1.5倍に増えます。
4:× ヘモグロビン濃度は、上昇するのではなく低下します。
血漿量の増え方が赤血球の増え方より大きく、血液が薄まるためです(生理的な水血症)。
5:× インスリン感受性は、高まるのではなく低下します。
妊娠後期には、胎盤から分泌されるホルモンの作用でインスリン抵抗性が高まります。
【ポイント】
妊娠中は循環血液量が増えますが、血液が薄まるためヘモグロビン濃度は低下します。
妊娠後期のインスリン抵抗性の増大は、妊娠糖尿病の背景となります。