正答5
解説
正解は5です。
体水分の分布、代謝水、不感蒸泄、脱水の種類、水分調節のホルモンを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 成人男性の血漿量は、体水分量の約70%ではなく1割にも満たない量です。
体水分の約3分の2は細胞内液で、血漿は細胞外液の一部にすぎません。
2:× 糖質と脂質の各1gから生成される代謝水は、同量ではありません。
脂質は水素を多く含むため、1g当たりの代謝水は糖質より多くなります。
3:× 不感蒸泄には、発汗は含まれません。
不感蒸泄は、皮膚や呼気から本人が気づかないうちに失われる水分です。
4:× 水分欠乏型脱水では、血漿浸透圧は低くなるのではなく高くなります。
水分が主に失われてナトリウムが残り、血液が濃くなるためです。
5:○ バソプレシンの分泌は、体水分量が不足すると促進されます。
血漿浸透圧の上昇や循環血液量の減少を感知して、下垂体後葉から分泌されます。
腎臓の集合管で水の再吸収を促し、尿量を減らして体水分を保ちます。
【ポイント】
体水分は細胞内液が約3分の2、細胞外液が約3分の1を占め、血漿は細胞外液の一部です。
水分欠乏型脱水は高張性脱水、ナトリウム欠乏型脱水は低張性脱水と覚えましょう。