正答4
解説
正解は4です。
コレステロールの働きと合成の調節、胆汁酸の代謝と腸肝循環を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× コレステロールは、エネルギー源としては利用されません。
ステロイド骨格はヒトの体内で分解できないため、エネルギーを生み出さないからです。
2:× 甲状腺ホルモンの原料は、コレステロールではなくチロシンとヨウ素です。
コレステロールは、ステロイドホルモン、胆汁酸、ビタミンDの原料になります。
3:× コレステロールの合成は、食事性コレステロールの影響を受けます。
食事からのコレステロールが多いと、HMG-CoA還元酵素の働きが抑えられ、体内での合成が減ります。
4:○ 胆汁酸は、腸内細菌により代謝されます。
肝臓でつくられた一次胆汁酸(コール酸など)は、腸内細菌の働きで二次胆汁酸(デオキシコール酸など)になります。
5:× 胆汁酸は、大部分が空腸ではなく回腸で再吸収されます。
回腸から再吸収された胆汁酸は門脈を通って肝臓に戻り、再び胆汁として分泌されます。
【ポイント】
胆汁酸の大部分は回腸で再吸収され、腸肝循環によって再利用されます。
コレステロールはステロイドホルモン、胆汁酸、ビタミンDの原料ですが、エネルギー源にはなりません。