正答4
解説
正解は4です。
血糖値を上げるホルモンと下げるホルモン、組織でのグルコース利用の調節を問う問題です。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけであることが基本です。
【選択肢別解説】
1:× アドレナリンは、血糖値を低下させるのではなく上昇させます。
肝臓のグリコーゲン分解を促進し、グルコースを血中に放出させるためです。
2:× グルココルチコイドは、血糖値を低下させるのではなく上昇させます。
肝臓での糖新生を促進し、末梢組織でのグルコースの利用を抑えるためです。
3:× チロキシン(甲状腺ホルモン)は、血糖値を低下させるのではなく上昇させます。
腸管からの糖の吸収や、肝臓でのグリコーゲン分解を促進するためです。
4:○ インスリンは、血中グルコースの脂肪組織への取り込みを促進します。
脂肪組織や骨格筋では、インスリンの刺激で糖輸送体GLUT4が細胞膜に移動し、グルコースを取り込みます。
取り込まれたグルコースは、脂肪組織ではトリアシルグリセロールの合成に使われます。
5:× 血糖値が低下すると、骨格筋でのグルコース消費は促進されるのではなく抑制されます。
インスリンが減るため、骨格筋は主に脂肪酸をエネルギー源として使うようになります。
【ポイント】
血糖値を上げるホルモンは、グルカゴン、アドレナリン、グルココルチコイド、成長ホルモン、甲状腺ホルモンです。
インスリンに依存してグルコースを取り込むのは、骨格筋と脂肪組織(GLUT4)です。