正答5
解説
正解は5です。
窒素出納、尿素の排泄、たんぱく質の合成部位、アミノ酸の代謝を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× たんぱく質の摂取量が不足すると、窒素出納は正ではなく負になります。
体たんぱく質が分解され、摂取した窒素より排泄される窒素の方が多くなるためです。
2:× たんぱく質の摂取量が増加すると、尿中への尿素排泄量は減少するのではなく増加します。
余分なアミノ酸が分解され、窒素が尿素として排泄されるためです。
3:× アルブミンは、腎臓ではなく肝臓で合成されます。
そのため血清アルブミン値は、たんぱく質の栄養状態や肝臓の合成能を反映します。
4:× トリプトファンは、パントテン酸ではなくナイアシンに変換されます。
トリプトファン60mgから、ナイアシン1mgが合成されるとされます。
5:○ バリンは、糖新生に利用されます。
バリンは分枝アミノ酸の一つで、代謝されてスクシニルCoAとなり、糖新生の材料になる糖原性アミノ酸です。
【ポイント】
分枝アミノ酸のうち、ロイシンはケト原性、バリンは糖原性、イソロイシンは両方の性質をもちます。
トリプトファンからナイアシンができるため、ナイアシンの摂取量はナイアシン当量で表します。