正答5
解説
正解は5です。
糖質、たんぱく質、脂質の消化の始まる部位と、鉄・ビタミンB12の吸収の仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× でんぷんがα-アミラーゼで加水分解されると、主にグルコースではなくマルトースやデキストリンが生成します。
グルコースまでの分解は、小腸の膜消化酵素(マルターゼなど)が行います。
2:× たんぱく質の消化は、十二指腸ではなく胃から始まります。
胃でペプシンがたんぱく質を分解し始めます。
3:× トリアシルグリセロールの消化は、回腸ではなく口腔や胃から始まります。
舌リパーゼや胃リパーゼが働き始め、主な消化は十二指腸で膵リパーゼが行います。
4:× 鉄は、2価鉄が3価鉄になって吸収されるのではなく、3価鉄が2価鉄に還元されて吸収されます。
ビタミンCなどの還元作用で2価鉄になると、吸収されやすくなります。
5:○ ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要です。
胃から分泌される内因子と結合し、回腸の受容体を介して吸収されます。
胃を全部切除すると内因子がなくなり、ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血が起こります。
【ポイント】
でんぷんは唾液と膵液のα-アミラーゼでマルトースなどに、小腸の膜消化でグルコースになります。
鉄は2価鉄の形で吸収され、ビタミンB12は内因子と結合して回腸で吸収されます。