正答4
解説
正解は4です。
小腸における栄養素の吸収の仕組み(受動輸送と能動輸送)を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 受動輸送の速度は、細胞内外の濃度差が大きいほど遅くなるのではなく速くなります。
受動輸送は濃度の高い側から低い側への移動であり、濃度差が駆動力になるためです。
2:× 促進拡散は、濃度勾配に逆らうのではなく、濃度勾配に従って輸送する機構です。
輸送担体(トランスポーター)を使いますが、エネルギーは使いません。
3:× フルクトースは、Na+と共にではなく、GLUT5を介した促進拡散で吸収されます。
Na+と共に能動輸送で吸収されるのは、グルコースとガラクトースです。
4:○ ジペプチドは、H+と共に吸収されます。
ジペプチドやトリペプチドは、ペプチド輸送体(PEPT1)によって水素イオンと一緒に取り込まれます。
5:× コレステロールの吸収には、胆汁酸が必要です。
胆汁酸がミセルをつくり、コレステロールを小腸の上皮細胞まで運ぶためです。
【ポイント】
グルコースとガラクトースはSGLT1でNa+と共輸送、フルクトースはGLUT5で促進拡散です。
ジペプチドとトリペプチドはPEPT1でH+と共輸送されます。