正答4
解説
正解は4です。
食品を汚染する化学物質、カビ毒、放射性物質の性質を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、水に溶けやすいのではなく、脂溶性で水に溶けにくい物質です。
そのため脂肪組織に蓄積しやすく、カネミ油症事件の原因となりました。
2:× デオキシニバレノールは、りんごではなく麦類を汚染するカビ毒です。
りんごを汚染するカビ毒として知られるのはパツリンです。
3:× ストロンチウム90は、甲状腺ではなく骨に沈着しやすい放射性物質です。
カルシウムと性質が似ているためで、甲状腺に集まりやすいのはヨウ素131です。
4:○ メチル水銀の毒性は、中枢神経系に現れます。
脂溶性が高く脳に移行しやすいため、感覚障害、運動失調、視野狭窄などを起こします。
水俣病の原因物質であり、妊婦は胎児への影響に配慮して魚介類の種類と量に注意します。
5:× アフラトキシンは、調理加熱で分解されにくいカビ毒です。
熱に強いため、汚染された食品は加熱しても安全にはなりません。
【ポイント】
メチル水銀は中枢神経、ストロンチウム90は骨、ヨウ素131は甲状腺と、標的部位を対応させて覚えましょう。
アフラトキシンは強い発がん性をもつ耐熱性のカビ毒です。