正答3
解説
正解は3です。
コロイドの分散系、ゲルの性質、食品の流動特性を問う問題です。
分散系では、広がっている側を分散媒、その中に散らばっている側を分散相といいます。
【選択肢別解説】
1:× 牛乳のカゼインミセルは、半透膜を通過できません。
カゼインミセルはコロイド粒子であり、半透膜の孔より大きいためです。
2:× 寒天ゲルは、熱不可逆性ではなく熱可逆性のゲルです。
加熱すると溶けてゾルになり、冷やすと再び固まってゲルになります。
3:○ ゼリーは、分散媒が液体で、分散相が固体の分散系です。
ゲル化剤の網目構造の中に水が保たれた状態で、コロイドの分類ではゲルに当たります。
4:× クッキーは、分散媒が固体で、分散相が液体ではなく気体の分散系です。
固体の中に気泡が散らばった固体泡に分類されます。
5:× ケチャップは、ダイラタンシー流動ではなく塑性流動を示します。
一定以上の力(降伏値)を加えないと流れ始めない性質です。
さらに、かき混ぜると流れやすくなり、静置すると元に戻るチキソトロピーももちます。
ダイラタンシーは、かたくり粉に少量の水を加えたものなどでみられ、急に力を加えると固くなる性質です。
【ポイント】
寒天やゼラチンのゲルは熱可逆性です。
分散系の例として、牛乳やマヨネーズは液体中の液体(エマルション)、クッキーやパンは固体中の気体と整理しましょう。