正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
栄養と栄養素の定義、欠乏症の進行、栄養と疾患の関係を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 生物が生命を維持するために摂取すべき物質は、栄養ではなく栄養素といいます。
栄養とは、物質を取り入れて利用し、生命を維持し成長する営み(状態)のことです。
2:○ 栄養素には、生体内において他の栄養素に変換されるものがあります。
たとえば、β-カロテンはビタミンAに、トリプトファンはナイアシンに変換されます。
3:○ 欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じます。
摂取不足が続くと、まず体内の貯蔵量や血中濃度が下がり、その後に臨床症状が現れます。
4:× エネルギーの過剰摂取は、マラスムスではなく肥満を誘発します。
マラスムスは、エネルギーとたんぱく質の両方が長期に不足して起こる栄養失調です。
5:× 飽和脂肪酸の過剰摂取は、循環器疾患のリスクを下げるのではなく上げます。
血中LDLコレステロールを上昇させ、動脈硬化を進めるためです。
【ポイント】
「栄養」は営み、「栄養素」は物質という区別は頻出です。
欠乏症は、潜在性欠乏から臨床的な欠乏症へと段階的に進みます。