正答5
解説
正解は5です。
カンピロバクターの性質と、食中毒の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、サルモネラ菌より短いのではなく長くなっています。
カンピロバクターは2〜7日程度、サルモネラ菌は多くが12〜48時間程度です。
2:× カンピロバクターは、大気中では増殖しません。
酸素が少しだけある環境で増える微好気性菌であり、通常の大気中や食品中では増殖しにくい性質があります。
3:× カンピロバクターは、耐熱性エンテロトキシンを産生しません。
耐熱性エンテロトキシンを産生する代表的な食中毒菌は、黄色ブドウ球菌です。
4:× カンピロバクターは、芽胞を形成しません。
芽胞を形成する食中毒菌は、ボツリヌス菌、ウエルシュ菌、セレウス菌です。
5:○ カンピロバクターは、人畜共通感染症の原因菌です。
鶏、牛、豚などの家畜の腸管にすみ、加熱不十分な鶏肉などを介して人に感染します。
【ポイント】
カンピロバクターは少ない菌数でも発症し、細菌性食中毒の事件数で上位を占めます。
感染後にギラン・バレー症候群を起こすことがある点も重要です。