K 介護保険施設に勤務する管理栄養士である。
利用者は 80歳、女性。
身長150 cm、体重 40 kg、BMI 17.8 kg/m 2。
食事は自立しているが、普通食ではむせることがあり、主食は全粥としている。
この利用者の副菜として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
嚥下機能が低下してむせがある高齢者に適した副菜を選ぶ問題です。
事例の「普通食ではむせることがある」「主食は全粥」が判断の根拠です。
嚥下しやすい食品は、やわらかく、まとまりやすく(食塊をつくりやすく)、口の中でばらけないものです。
【選択肢別解説】
1:× もずくの酢の物は、つるつるして滑りやすく、噛み切りにくい食品です。
さらに酢の酸味がむせを誘発しやすいため、適していません。
2:× 刻んだきゅうりの漬物は、硬くて口の中でばらけやすく、食塊をつくりにくい食品です。
刻んだだけの食品はかえって誤嚥しやすいため、適していません。
3:○ やわらかく煮ただいこんは、舌や歯ぐきで容易につぶせ、水分を含んでまとまりやすい食品です。
嚥下機能が低下した人の副菜として最も適しています。
4:× 小松菜ともやしの和え物は、繊維が多く噛み切りにくい食品です。
口の中でばらけやすく食塊をつくりにくいため、適していません。
【ポイント】
嚥下に配慮した食品の条件は、やわらかい・まとまりやすい・べたつかない・滑りがよすぎない、です。
水分と固形物が分かれる食品、酸味の強い食品、ぱさつく食品は避けます。