K 保育所に勤務する管理栄養士である。
入所児の A さんは、生後 12か月、男児。
身長と体重は身体発育曲線に沿って成長している。
最近、食事について興味を持ち、自分で食べたがるようになった。
A さんの食事に関する保護者への助言である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
生後12か月の幼児の食べる機能の発達に合わせた、保護者への助言を選ぶ問題です。
事例の「身体発育曲線に沿って成長」「食事に興味を持ち、自分で食べたがる」が判断の根拠です。
【選択肢別解説】
1:× スプーンを上手に使えるようになるのは、手づかみ食べを十分に経験した後です。
この時期にスプーンの利用を優先すると、自分で食べる意欲を損なうおそれがあります。
2:○ 手づかみ食べは、目と手と口の協調運動を育て、自分で食べる意欲を高めます。
自分で食べたがる時期なので、手づかみしやすい形や固さの食事を用意するよう勧めます。
3:× この時期は、こぼしながら食べ方を覚えていく段階です。
こぼさない食べ方を求めると、食べる意欲が低下するおそれがあります。
4:× 子どもだけを先に食べさせるのではなく、家族と一緒に食べることを勧めます。
大人が食べる様子を見ることや、楽しい食卓の雰囲気が、食べる意欲や食べ方の発達を促します。
【ポイント】
「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳後期から完了期にかけて手づかみ食べを積極的にさせることが勧められています。
汚れてもよい環境を整えることも保護者への助言になります。