正答3
解説
正解は3です。
たんぱく質の摂取量と、他の栄養素の必要量・体内指標・利用効率との関係を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 摂取たんぱく質は、脂質に変換されることがあります。
余分なアミノ酸は炭素骨格がアセチルCoAなどになり、脂肪酸の合成に使われます。
2:× たんぱく質の摂取量が多いと、ビタミンB6の必要量は減少ではなく増加します。
ビタミンB6はアミノ基転移反応など、アミノ酸代謝の補酵素として働くためです。
3:○ たんぱく質の摂取量が多いと、尿中カルシウム排泄量が増加します。
含硫アミノ酸の代謝で生じる酸を中和するため、骨からカルシウムが動員されて尿へ排泄されます。
4:× たんぱく質の摂取量が不足すると、血清トランスサイレチン値は上昇ではなく低下します。
トランスサイレチンは半減期が約2日と短く、たんぱく質栄養状態の変化を早く反映します。
5:× エネルギー摂取量が不足すると、たんぱく質の利用効率は高まるのではなく低下します。
たんぱく質がエネルギー源として使われ、体たんぱく質の合成に回りにくくなるためです。
【ポイント】
エネルギーが十分にあると、たんぱく質が体たんぱく質の合成に使われやすくなります(たんぱく質節約作用)。
ビタミンB6の必要量はたんぱく質摂取量に比例して考えます。