正答2
解説
正解は2です。
食後・空腹時の血糖の調節、糖新生、糖質代謝と脂質代謝の関係を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× コリ回路は、アラニンではなく乳酸からグルコースを産生する回路です。
筋肉でできた乳酸が肝臓に運ばれ、糖新生でグルコースに戻ります。
アラニンからグルコースを産生するのは、グルコース・アラニン回路です。
2:○ 空腹時には、筋たんぱく質の分解で生じた糖原性アミノ酸から、肝臓で糖新生によりグルコースが産生されます。
3:× コルチゾールは、組織へのグルコースの取り込みを促進するのではなく抑制します。
インスリンと反対に働き、血糖値を上げる方向に作用します。
4:× 健常者では、血糖値は食後2時間ではなく、食後30分〜1時間ほどで最大になります。
食後2時間では、ほぼ空腹時の値近くに戻ります。
5:× 血糖値が低下すると、脂肪組織のトリアシルグリセロールの分解は抑制されるのではなく促進されます。
インスリンが減りグルカゴンやアドレナリンが増えて、脂肪酸がエネルギー源として放出されます。
【ポイント】
コリ回路は乳酸、グルコース・アラニン回路はアラニンと区別します。
空腹時は、肝グリコーゲンの分解、糖新生、脂肪分解が進みます。