正答1
解説
正解は1です。
栄養疫学の研究デザインには、生態学的研究、横断研究、症例対照研究、コホート研究、介入研究、メタアナリシスなどがあります。
観察の単位が個人か集団か、時間の流れがどちら向きかで区別します。
【選択肢別解説】
1:○ 習慣的な飽和脂肪酸摂取量を測った集団を追跡し、脳梗塞の発症との関連をみる研究です。
曝露を先に測って発症を追うので、コホート研究に当たります。
2:× 集団ごとの平均値どうしの関連をみる研究は、生態学的研究です。
症例対照研究は、個人単位で病気のある人とない人の過去の曝露を比べる研究です。
3:× 食塩摂取量と死亡率の推移を集団単位で比べるのは、時系列の生態学的研究です。
横断研究は、個人について曝露と疾病を同じ時点で調べる研究です。
4:× 脳血管疾患のある群と対照群で過去の果物摂取頻度を比べるのは、症例対照研究です。
介入研究は、研究者が食事などの介入を行って、その効果をみる研究です。
5:× 都道府県単位のデータで関連をみるのは、生態学的研究です。
メタアナリシスは、複数の研究結果を統計的に統合する研究です。
【ポイント】
集団単位のデータを用いる研究は、生態学的研究と覚えましょう。
疾病の有無から過去をさかのぼるのが症例対照研究、曝露から将来を追うのがコホート研究です。