メタボリックシンドローム改善を目的とした栄養教育の経済評価に関する記述である。
に入る正しいものの組合せはどれか。
1つ選べ。
栄養教育の総費用は、240,000円、学習者は 60人であった。
学習者のうち、教育の結果目標である、「体重を 5% 以上減少」を達成できた者は 50% であった。
結果目標達成者 1人当たりを効果の単位とした場合の a は、 b 円であったと計算できる。
a b
正答1
解説
正解は1です。
栄養教育の経済評価には、費用効果分析、費用便益分析、費用効用分析があります。
効果を「目標達成者1人」のような自然な単位で表し、1単位を得るのにかかった費用を求めるのが費用効果分析です。
【計算】
目標達成者数=学習者数×達成率
=60人×0.5=30人
費用効果=総費用÷目標達成者数
=240,000円÷30人=8,000円(1人当たり)
【選択肢別解説】
1:○ 効果の単位を目標達成者1人としているので費用効果分析であり、値は8,000円です。
2:× 4,000円は、総費用を学習者全員の60人で割った値です。
目標達成者は30人なので、達成者1人当たりの費用は8,000円になります。
3:× 費用便益分析は、得られた効果を金額に換算して費用と比べる方法です。
本問は効果を人数で表しているので当てはまらず、120,000円という値も計算に合いません。
4:× 費用効用分析は、質調整生存年(QALY)など生活の質を加味した指標を効果の単位とします。
目標達成者1人を単位とする本問には当たりません。
5:× 分析の種類が費用効用分析で誤りであり、値も8,000円が正しい計算結果です。
【ポイント】
効果の単位が人数・体重・血圧なら費用効果、金額なら費用便益、QALYなら費用効用と覚えます。
分母は参加者全員ではなく、効果が得られた人数である点に注意しましょう。