半年前に配偶者を亡くし、食欲が低下したままの高齢期の男性に対する栄養カウンセリングである。
ラポールの形成が期待できる管理栄養士の発言として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
ラポールとは、カウンセラーとクライアントの間の信頼関係のことです。
悲嘆の中にある相手には、まず気持ちを受け止めて共感を示すことが信頼関係づくりの出発点になります。
【選択肢別解説】
1:× 昨日の食事内容を尋ねるのは、食事摂取状況を把握するための情報収集です。
必要な質問ですが、気持ちへの共感を示す発言ではないため、ラポール形成として最も適切とはいえません。
2:× 「食事量が不足している」と評価して食べるよう促すのは、一方的な指示です。
相手の気持ちを受け止めずに指導に入ると、信頼関係は築きにくくなります。
3:○ 配偶者を亡くして半年で食べる気力が出ないことを、無理もないと受け止める発言です。
相手の感情を受容し共感を示しており、ラポール形成に最も適しています。
4:× 「そろそろ気持ちを切りかえて」は、相手の悲嘆を否定し、回復を急かす発言です。
相手は理解されていないと感じ、信頼関係を損なうおそれがあります。
【ポイント】
カウンセリングの初期は、受容・共感・傾聴によってラポールを形成します。
助言や評価を急がず、相手の感情を言葉にして返すことが基本です。