地域において 1,000人の成人女性を対象に、食事と乳がんとの関係を明らかにするための栄養疫学研究を計画したい。
1回の食事調査結果から個人の習慣的な食物摂取状況を把握する方法である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
1,000人という大きな集団を対象に、1回の調査で個人の習慣的な摂取状況を把握する方法を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 食事記録法(秤量法)は、調査日の摂取量を正確に把握できる方法です。
ただし摂取量には日間変動があるため、1回の調査では習慣的な摂取状況はわかりません。
対象者の負担も大きく、大規模な調査には向きません。
2:× 食事記録法(目安量法)も、調査日の摂取量を把握する方法です。
習慣的な摂取状況を知るには、複数日の調査が必要です。
3:× 24時間食事思い出し法は、前日1日分の摂取量を把握する方法です。
1回だけでは日間変動の影響が大きく、習慣的な摂取状況はわかりません。
4:○ 食物摂取頻度調査法は、1回の調査で個人の習慣的な摂取状況を把握できる方法です。
一定期間に各食品をどのくらいの頻度・量で食べたかを質問するため、大規模な疫学研究に適しています。
5:× 陰膳法は、食べたものと同じ食事をもう1食分用意して化学分析する方法です。
費用と手間がかかり、1回の調査では調査日の摂取量しかわかりません。
【ポイント】
食物摂取頻度調査法は、習慣的な摂取量の把握・低コスト・大集団向きが長所です。
一方で、絶対量の正確さは食事記録法に劣るため、妥当性の検証が必要です。