正答5
解説
正解は5です。
体たんぱく質の代謝回転と、アミノ酸の臓器間での利用を問う問題です。
食事やエネルギー摂取によって、たんぱく質の合成と分解がどう変わるかを理解することがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× たんぱく質の平均半減期は、骨格筋より肝臓の方が短いです。
肝臓のたんぱく質は数日程度で入れ替わりますが、骨格筋のたんぱく質は入れ替わりがゆっくりです。
2:× 食後に血糖値が上昇すると、筋肉たんぱく質の分解は促進されるのではなく抑制されます。
分泌されたインスリンが、たんぱく質の合成を促し分解を抑えるからです。
3:× エネルギー摂取量が減少すると、たんぱく質の必要量は減少するのではなく増加します。
不足したエネルギーを補うため、たんぱく質がエネルギー源として使われてしまうからです。
4:× 分枝アミノ酸のアミノ基は、骨格筋でアラニンの合成に利用されます。
アラニンは血液で肝臓に運ばれて糖新生の材料となり、これをグルコース・アラニン回路といいます。
5:○ グルタミンは、小腸粘膜のエネルギー源となります。
小腸の上皮細胞はグルタミンを盛んに取り込み、主要なエネルギー源として利用しているからです。
【ポイント】
十分なエネルギーをとることで、たんぱく質がエネルギー源として消費されずに済むことを、たんぱく質節約作用といいます。
分枝アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)は、主に骨格筋で代謝されます。