正答2
解説
正解は2です。
消化の種類と、消化液の分泌を調節する神経・ホルモンを問う問題です。
消化管ホルモンが「何によって分泌され、何を促すか」を対応させることがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 食塊を破砕・混合することは、生物学的消化ではなく物理的(機械的)消化です。
生物学的消化とは、大腸で腸内細菌が食物繊維などを分解することをいいます。
2:○ 胃液の分泌は、迷走神経が亢進すると促進されます。
迷走神経は副交感神経であり、アセチルコリンを介して胃の壁細胞や主細胞を刺激し、ガストリンの分泌も促すからです。
3:× ガストリンの分泌は、胃に食塊が入ると抑制されるのではなく促進されます。
胃壁の伸展やたんぱく質の分解産物が、幽門前庭部のG細胞を刺激するからです。
4:× セクレチンの分泌は、胃の内容物が小腸に入ると抑制されるのではなく促進されます。
酸性の内容物が十二指腸に入ると分泌され、膵液中の重炭酸イオンで酸を中和します。
5:× 胆汁の分泌を促進するのは、ガストリンではなくコレシストキニンです。
コレシストキニンは胆のうを収縮させ、胆汁酸を含む胆汁を十二指腸へ排出させます。
【ポイント】
消化は、物理的消化・化学的消化(消化酵素による分解)・生物学的消化(腸内細菌による分解)の3つに分けられます。
ガストリンは胃酸の分泌を促し、セクレチンはその酸を中和する方向に働きます。