正答4
解説
正解は4です。
栄養素を過剰に摂取したときに起こる病態との組合せを問う問題です。
欠乏症と過剰症を取り違えないことがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× クワシオルコルは、たんぱく質の過剰ではなく欠乏によって起こります。
エネルギーはある程度とれていても、たんぱく質が不足して浮腫や脂肪肝がみられる栄養障害です。
2:× 脂質の過剰摂取で起こるのは、貧血ではなく肥満や脂質異常症です。
脂質はエネルギー密度が高く、とりすぎると体脂肪の蓄積につながります。
3:× 頭蓋内圧亢進を起こすのは、ビタミンDではなくビタミンAの過剰症です。
ビタミンDの過剰症では、高カルシウム血症や腎障害が起こります。
4:○ カルシウムの過剰摂取は、ミルクアルカリ症候群(カルシウムアルカリ症候群)を起こします。
カルシウムとアルカリを多量にとることで、高カルシウム血症・代謝性アルカローシス・腎障害が起こるからです。
5:× ヘモクロマトーシスは、銅ではなく鉄の過剰によって起こります。
鉄が肝臓・膵臓・心臓などに沈着して臓器障害を起こす病態です。
【ポイント】
クワシオルコルはたんぱく質の欠乏、マラスムスはエネルギーとたんぱく質の両方の欠乏です。
脂溶性ビタミンのAとDは体内に蓄積しやすく、過剰症に注意が必要です。