正答4
解説
正解は4です。
近年の食中毒の発生状況(病因物質・季節・発生場所)を問う問題です。
厚生労働省の食中毒統計に基づく傾向を押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 化学物質による食中毒の発生件数は、最も多くはありません。
件数が多いのは、カンピロバクターやノロウイルスなどの微生物によるものです。
2:× 夏期の発生件数は、増加傾向にはありません。
腸炎ビブリオやサルモネラ属菌による食中毒が大きく減ったため、夏期の発生は減少しています。
3:× サルモネラ属菌による発生件数は、増加ではなく減少しています。
鶏卵の衛生管理の強化などにより、1990年代後半をピークに大きく減りました。
4:○ ノロウイルスによる食中毒の発生件数は、冬期に多いです。
ノロウイルスは低温で安定しており、11月から3月頃にかけて流行するからです。
5:× 発生件数が最も多い場所は、家庭ではなく飲食店です。
家庭での食中毒は、軽症で届け出られにくいことも件数が少ない一因です。
【ポイント】
ノロウイルスは患者数が最も多い病因物質で、冬期の大規模な食中毒の主な原因です。
細菌性食中毒の件数ではカンピロバクターが最も多く、鶏肉の生食や加熱不足が主な原因です。