正答3
解説
正解は3です。
高温・低温・高圧・低圧・無重力といった特殊環境が身体に与える影響を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 高温環境では熱産生は増加せず、むしろ抑えられます。
体温を下げるために皮膚血管の拡張や発汗による熱放散が増えます。
2:× 熱けいれんは低温環境ではなく高温環境で起こる熱中症の一型です。
大量の発汗で塩分が失われることが原因で、低温環境では低体温症や凍傷が問題になります。
3:○ 高圧環境では酸素中毒が起こり得ます。
酸素分圧が高まることで活性酸素が増え、中枢神経や肺が障害されます。
4:× 低圧環境(高地)では肺換気量は低下ではなく増加します。
酸素分圧の低下を末梢化学受容器が感知し、呼吸が促進されるためです。
5:× 無重力環境では骨量は増加ではなく減少します。
骨に荷重がかからないため骨吸収が亢進し、尿中カルシウム排泄も増えます。
【ポイント】
高圧環境では酸素中毒のほか窒素酔い、減圧時には減圧症(潜函病)が起こります。
低圧環境では換気量増加、長期滞在で赤血球増加がみられることも合わせて覚えましょう。