正答3
解説
正解は3です。
術後は侵襲により代謝が亢進し、食事が摂れない期間はエネルギーが不足しがちです。
糖が不足すると、体は脂肪組織の中性脂肪を分解して脂肪酸をエネルギー源に使い、肝臓で脂肪酸からケトン体が作られます。
【選択肢別解説】
1:× 乳酸は嫌気的な解糖でできる物質で、肝臓で糖新生の材料になります。
ケトン体の供給源ではありません。
2:× 尿酸はプリン体が分解されてできる最終産物で、エネルギー源にはなりません。
3:○ 脂肪酸は肝臓のミトコンドリアでβ酸化を受け、アセチルCoAを経てケトン体(アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトン)になります。
ケトン体は脳や筋肉のエネルギー源として使われます。
4:× 蛋白質は分解されてアミノ酸となり、主に糖新生の材料になります。
ケトン体の主な供給源は脂肪酸です。
5:× アンモニアはアミノ酸の分解でできる有害な物質で、肝臓で尿素に変えられます。
エネルギー源にはなりません。
【ポイント】
飢餓や糖尿病のインスリン不足では、脂肪酸の分解が進んでケトン体が増え、ケトアシドーシスの原因になります。
術後の栄養管理では、十分なエネルギーを補い、筋蛋白質の分解を抑えることも重要です。