A 君(6歳、男児)は腹痛のため来院し、ネフローゼ症候群と診断され入院した。
nephrotic syndrome ステロイド治療が開始され、本日が7日目である。
尿量の増加がみられ浮腫が軽減し、血圧は 128/80 mmHg、尿蛋白+であった。
A 君に説明する必要があるのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
A君は6歳でネフローゼ症候群と診断され、ステロイド治療の7日目です。
尿量が増えて浮腫が軽減しており、治療に反応して回復に向かっている段階です。
ステロイドは免疫を抑えるため、感染予防が最も重要な指導内容になります。
【選択肢別解説】
1:○ ステロイドの大量投与で免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなっています。
感染はネフローゼ症候群の再発の誘因にもなるため、手指衛生を説明することが必要です。
2:× 浮腫は軽減しており、床上安静を続ける必要はありません。
過度な安静は血栓症や筋力低下、子どものストレスにつながるため、病状に応じて活動を許可します。
3:× 尿量が増えて浮腫が軽減しているため、水分制限の必要性は低くなっています。
浮腫が強い時期でも、まず行うのは塩分の制限です。
4:× 小児のネフローゼ症候群では、成長に必要な蛋白質を制限しません。
年齢に応じた適正量の蛋白質を摂取するよう説明します。
【ポイント】
小児ネフローゼ症候群の多くは微小変化型で、ステロイドがよく効きますが再発しやすい特徴があります。
ステロイドの副作用として、感染症、満月様顔貌、食欲亢進、高血圧、骨粗鬆症などに注意します。