正答3
解説
正解は3です。
図は、胚の背側の外胚葉が変化していく過程を左から右へ示しています。
最初は平らな外胚葉が中央でくぼんで溝になり、最後は管となって外胚葉の下に入り込んでいます。
Aが指しているのは、この外胚葉から陥入してできた管、すなわち神経管です。
【選択肢別解説】
1:× 気管は、内胚葉からできる原始腸管の前方部分から分化します。
図の腹側にある内胚葉に由来し、Aからはできません。
2:× 食道も、内胚葉からなる原始腸管から分化します。
Aの神経管とは由来が異なります。
3:○ 神経管は外胚葉に由来し、頭側が脳に、尾側が脊髄に分化します。
図のAは背側の正中にある神経管なので、脊髄が分化します。
4:× 大動脈などの血管は、中胚葉から分化します。
図の神経管の両脇や下に描かれている灰色の部分が中胚葉です。
【ポイント】
「外胚葉は神経系・表皮、中胚葉は骨・筋・血管・心臓・腎臓、内胚葉は消化管・呼吸器の上皮・肝臓・膵臓」と整理しましょう。
神経管が閉じない異常は二分脊椎や無脳症の原因となり、予防のため妊娠前からの葉酸摂取が勧められます。