正答4
解説
正解は4です。
リンパの流れの量、経路、方向、流量を変える因子を問う問題です。
リンパは組織間液の一部がリンパ管に入ったもので、最終的に静脈へ戻ります。
【選択肢別解説】
1:× 胸管を流れるリンパの量は、1日数L程度とされています。
1日約10Lは多すぎます。
2:× 右上半身(右の頭頸部・右上肢・右胸部)のリンパは、右リンパ本幹に集まり右静脈角に注ぎます。
胸管に流入するのは、下半身と左上半身のリンパです。
3:× リンパは末梢の組織から中枢の静脈へと流れます。
リンパ管には弁があり、逆流を防いで末梢から中枢への一方向の流れを保っています。
4:○ リンパ管には心臓のようなポンプがありません。
周囲の骨格筋が収縮してリンパ管を圧迫すると、弁の働きでリンパが中枢へ押し出されます。
そのため筋運動を行うとリンパの流量は増加します。
【ポイント】
胸管は左静脈角(左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流部)に注ぎます。
リンパ浮腫の予防や改善では、筋ポンプを利用した運動や用手的リンパドレナージが行われます。