正答4
解説
正解は4です。
心周期のうち、収縮期の初期で心室の容積が変わらずに内圧が上がる時期(等容性収縮期)の心臓の状態を問う問題です。
等容性収縮期は、心室が収縮を始めてから大動脈弁が開くまでの短い時期です。
【選択肢別解説】
1:× 心室の収縮が始まって心室内圧が心房内圧を上回ると、僧帽弁は閉じます。
等容性収縮期には僧帽弁は閉じています。
2:× 大動脈弁は、心室内圧が大動脈圧を上回ったときに開きます。
等容性収縮期はまだその手前なので、大動脈弁も閉じています。
3:× 等容性収縮期の左心室は、拡張期に血液を満たした直後で容積は最大です。
容積が最小になるのは、駆出期が終わった収縮期の終わりです。
4:○ 等容性収縮期は、僧帽弁と大動脈弁がどちらも閉じた状態で心室が収縮します。
内圧は上昇していますが、まだ大動脈圧より低いため大動脈弁が開きません。
そのため容積が変わらないまま内圧だけが上がります。
【ポイント】
心周期は、等容性収縮期、駆出期、等容性弛緩期、充満期の順に進みます。
房室弁が閉じる音がⅠ音、大動脈弁と肺動脈弁が閉じる音がⅡ音です。