正答3
解説
正解は3。
小腸を還流した血液は、上腸間膜静脈・脾静脈・下腸間膜静脈を経て門脈に集まり、肝臓を通過してから下大静脈・心臓へ戻る。
この門脈系(消化管→門脈→肝臓→肝静脈→下大静脈)により、腸管で吸収された栄養素・薬物・毒素は心臓に戻る前に肝臓で代謝・解毒される(初回通過効果)。
1の舌、2の食道は内頸静脈・腕頭静脈経由で直接上大静脈へ戻る(食道下部1/3は左胃静脈経由で門脈にも流入し門脈-体循環吻合をなす:食道静脈瘤の発生部位)。
4の腎臓は腎静脈経由で下大静脈へ直接、5の下肢は大腿静脈・下大静脈経由で心臓へ直接戻る。
門脈血流は肝血流の約70%を占め、肝動脈血流(30%)と合わせて肝臓を栄養する。
肝硬変では門脈圧亢進から食道静脈瘤・腹水・脾腫を生じる。