A さん(52歳、 男性 )。
統合失調症で長期入院している。
病院内での日常生活動作(ADL)は自立しているが、他の患者との関わりは少ない。
今回、グループホームへの退院が決まった。
退院に向けての取組みについて、適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
長期入院していた統合失調症の患者が地域で生活するためには、日常生活動作(ADL)だけでなく、対人関係、服薬管理、金銭管理なども必要です。
退院後の生活を見据えた支援として適切なものを選びます。
【選択肢別解説】
1:× ADLが自立していても、地域での生活には服薬や金銭の管理、他者との関わりなどの能力が求められます。
Aさんは他の患者との関わりが少ないため、退院後も問題がないとは判断できません。
2:× 対人関係スキルを身につけるには、社会生活技能訓練(SST)が適しています。
精神分析療法は、対人関係スキルの獲得を目的とする方法ではありません。
3:× 退院前の外出や外泊は、地域での生活に段階的に慣れるために有効です。
退院後の生活の課題を事前に確認するためにも、計画的に行います。
4:○ 退院後に必要となる訪問看護、デイケア、相談支援などの支援を検討します。
グループホームの職員などと連携して環境を整えることで、地域での生活が安定します。
【ポイント】
精神科の退院支援は「生活技能の評価」「SST」「外出・外泊による段階的な準備」「社会資源の調整」が柱です。