正答3
解説
正解は3です。
成人の肝臓が担う代謝・解毒・合成の働きを問う問題です。
この問題は肝臓の働きでないものを選ぶので、○ が答え(働きでないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 肝臓の働きです。
肝臓はブドウ糖をグリコーゲンとして蓄え、血糖が下がると分解や糖新生でブドウ糖を血中に放出します。
2:× 肝臓の働きです。
アルコールや薬物、アンモニアなどの有害物質を代謝して無毒化し、胆汁や尿へ排泄できる形にします。
アンモニアは尿素回路で尿素に変えられます。
3:○ 成人の肝臓には造血作用はありません。
肝臓で造血が行われるのは胎児期で、出生後の造血は骨髄(赤色骨髄)が担います。
4:× 肝臓の働きです。
フィブリノゲンやプロトロンビンなど多くの血液凝固因子は肝臓で合成されます。
肝硬変で出血傾向が出るのは、この合成能が低下するためです。
【ポイント】
肝臓の働きは、代謝(糖・脂質・たんぱく質)、解毒、胆汁の生成、アルブミン・凝固因子の合成、貯蔵などです。
造血の場は、胎児期の卵黄嚢、肝臓・脾臓を経て、出生後は骨髄に移ります。