正答3
解説
正解は3です。
骨の構造(骨膜・骨質・骨髄)と、骨髄の種類による働きの違いを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
骨は外側を覆う骨膜、硬い骨質(緻密質と海綿質)、内部の骨髄から構成されます。
骨膜には血管や神経が豊富で、骨の太さの成長や骨折の修復にも関わります。
2:× 正しい記述です。
骨は、リン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)を主とする無機質と、コラーゲン線維を主とする有機質からできています。
無機質が硬さを、コラーゲンがしなやかさを与えます。
3:○ 誤った記述です。
黄色骨髄は脂肪組織に置き換わった骨髄で、造血作用はありません。
造血を行うのは赤色骨髄で、成人では胸骨・椎骨・腸骨などの扁平骨や短骨に残ります。
4:× 正しい記述です。
骨芽細胞が新しい骨をつくり、破骨細胞が古い骨を吸収(分解)します。
この骨形成と骨吸収の釣り合い(骨リモデリング)によって骨組織が維持されます。
【ポイント】
赤色骨髄は加齢とともに脂肪化して黄色骨髄に変わります。
小児では長管骨を含むほぼ全身の骨髄が赤色骨髄ですが、成人では体幹の骨に限られます。
骨髄穿刺を胸骨や腸骨で行うのはこのためです。