正答2
解説
正解は2です。
肺気量と、肺でのガス交換・酸素運搬の基本的な数値を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 成人の安静時1回換気量は、約200 mLではなく約500 mLです。
そのうち約150 mLは気道に残り、ガス交換に関わらない死腔量です。
2:○ 最大に吸ったあと一気に吐き出した量を努力性肺活量といいます。
そのうち最初の1秒間に吐き出された量が1秒量です。
1秒量を努力性肺活量で割った値が1秒率で、70%未満は閉塞性換気障害を示します。
3:× 肺胞内の酸素分圧は80 mmHgではなく、約100 mmHgです。
動脈血の酸素分圧は、これよりやや低い80〜100 mmHg程度です。
4:× 酸素のほとんどは血液に溶けて運ばれるのではありません。
大部分は赤血球のヘモグロビンと結合して運ばれます。
血漿に溶けて運ばれる酸素はごくわずかです。
【ポイント】
1回換気量は約500 mL、肺胞の酸素分圧は約100 mmHgと覚えましょう。
1秒率の低下はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や気管支喘息でみられます。