成人患者への薬剤の投与方法について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 筋肉内注射は大殿筋に行う。
b 皮下注射は前腕内側に行う。
c 点眼薬は下結膜囊に滴下する。
d 食間薬は、食後2~3時間経過後に服用する。
正答4
解説
正解は4です。
成人への注射や与薬の方法を問う問題です。
注射は部位によって神経や血管を傷つける危険があるため、適切な部位を選びます。
【記述別解説】
a:× 筋肉内注射は大殿筋ではなく、中殿筋や三角筋に行います。
大殿筋の近くには坐骨神経が通っており、損傷の危険があるからです。
b:× 皮下注射は前腕内側ではなく、上腕の後外側、腹部、大腿の前外側などに行います。
前腕内側は皮膚が薄く、主に皮内注射に用いる部位です。
c:○ 点眼薬は、下まぶたを軽く引き下げ、下結膜嚢に滴下します。
角膜に直接落とすと刺激が強く、まばたきで薬液が流れ出やすくなります。
d:○ 食間薬は食事と食事の間、食後2〜3時間たったころに服用します。
胃の中に食物がない状態で吸収させたい薬などに用います。
【選択肢別解説】
1:× aもbも誤った記述です。
2:× aの大殿筋は筋肉内注射の部位として不適切なので誤りです。
3:× bの前腕内側は皮下注射の部位として不適切なので誤りです。
4:○ cとdはどちらも正しい記述です。
【ポイント】
食間は「食事中」ではなく「食後2〜3時間」です。
殿部の筋肉内注射は、中殿筋を選んで坐骨神経を避けます。