血液循環について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 胃、腸、脾臓および膵臓からの静脈は、合して門脈となり肝臓に入る。
b 脳に血液を供給する動脈は、外頸動脈と椎骨動脈である。
c チアノーゼとは、血液中に酸素化ヘモグロビンが増加した状態である。
d 胎児期の動脈管(ボタロー管)は、肺動脈と大動脈を結ぶ。
正答2
解説
正解は2です。
門脈、脳の血管、チアノーゼ、胎児循環の知識を組み合わせて判断する問題です。
正しい記述はaとdです。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
胃、腸、脾臓、膵臓からの静脈血は集まって門脈となり、肝臓に入ります。
消化管で吸収された栄養素は、門脈を通って肝臓で処理されます。
b:× 脳に血液を送る動脈は、外頸動脈ではなく内頸動脈と椎骨動脈です。
外頸動脈は、顔面や頭皮、頸部などに血液を送ります。
c:× チアノーゼは、酸素化ヘモグロビンではなく脱酸素化ヘモグロビン(還元ヘモグロビン)が増えた状態です。
一般に血液中の還元ヘモグロビンが5g/dL以上になると、皮膚や粘膜が青紫色に見えます。
d:○ 正しい記述です。
胎児期の動脈管(ボタロー管)は肺動脈と大動脈を結び、血液が肺を迂回する通り道になります。
出生後は閉じて動脈管索になります。
【選択肢別解説】
1:× bが誤りのため、誤りです。
2:○ aとdがともに正しいため、正解です。
3:× bとcがともに誤りのため、誤りです。
4:× cが誤りのため、誤りです。
【ポイント】
脳の血液は、左右の内頸動脈と椎骨動脈が脳底部でつくるウィリス動脈輪から各部へ送られます。
胎児循環の短絡路は、動脈管・卵円孔・静脈管の3つを覚えましょう。