次のうち、正しい組合せを一つ選べ。
a 血液中に赤血球の占める割合をヘマトクリットという。
b 抗体は赤血球でつくられる。
c RH(-)の血液をRH(+)の人に輸血することは禁忌である。
d フィブリノゲンは血液凝固に関与している。
正答2
解説
正解は2です。
血液の成分と働き、輸血の安全性についての基本知識を問う問題です。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
ヘマトクリットは、血液全体の容積に占める赤血球の容積の割合を示す値です。
b:× 抗体は赤血球ではつくられません。
抗体(免疫グロブリン)は、Bリンパ球が分化した形質細胞が産生します。
c:× 輸血の方向が逆です。
Rh(-)の血液はD抗原をもたないため、Rh(+)の人に輸血しても抗D抗体による反応はおこりにくいです。
禁忌となるのは、Rh(-)の人にRh(+)の血液を輸血する場合です。
d:○ 正しい記述です。
フィブリノゲンは肝臓で産生される血漿タンパク質で、凝固の最終段階でフィブリンに変わり血栓の網目をつくります。
【選択肢別解説】
1:× bが誤りを含むため、組合せとして誤りです。
2:○ aとdはどちらも正しい記述なので、これが正しい組合せです。
3:× bとcはどちらも誤った記述です。
4:× cが誤りを含むため、組合せとして誤りです。
【ポイント】
抗体をつくるのは形質細胞(Bリンパ球由来)です。
Rh不適合で問題になるのは「Rh(-)の人の体内にRh(+)の血液が入る」場合だと覚えましょう。