正答3
解説
正解は3です。
図は骨盤内の臓器を体の横から見た断面で、左側に恥骨(白い楕円)、右側に仙骨があります。
恥骨のすぐ後ろにある膀胱が下方へ大きく垂れ下がり、腟の前壁を押し下げて腟口付近まで達しています。
一方、中央の子宮は骨盤内の高い位置にとどまり、後方の直腸も仙骨に沿って正常な位置にあります。
【選択肢別解説】
1:× 子宮脱は子宮が腟口から外へ脱出した状態です。
図の子宮は骨盤内の高い位置にあり、下降していません。
2:× 直腸瘤は、直腸が腟の後壁を押して腟内へ膨らんだ状態です。
図の直腸は仙骨に沿っており、腟の方へ膨らんでいません。
3:○ 膀胱瘤は、膀胱が腟の前壁を押して腟内へ下垂した状態です。
図では膀胱が腟前壁ごと腟口付近まで下がっており、膀胱瘤に当たります。
4:× 子宮下垂は、子宮が正常より下降しているが腟口の外には出ていない状態です。
図では子宮自体は下降していません。
【ポイント】
骨盤臓器脱は、下垂する臓器によって膀胱瘤(前壁)・子宮脱(中央)・直腸瘤(後壁)に分けられます。
経腟分娩の回数が多いこと、加齢、肥満、慢性的な腹圧の上昇がリスク因子です。